平成28年度 熊本リハビリテーション 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 14 40 27 41 68 148 293 339 361 146
当院では、80代の患者様が一番多く、次いで70代、60代の順となります。全体に占める60代以上の割合は、約77%です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
リハビリテーション科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病なし 58 67.09 20.57 1.72 78.22
160800xx99xx0x 股関節大腿近位骨折 手術なし 定義副傷病なし 48 68.6 15.97 8.33 84.73
010060x0990201 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 脳血管リハビリあり 定義副傷病なし 45 68.93 16.70 2.22 69.11
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 32 69.91 20.45 0 74.13
160820xx99xxxx 膝関節周辺骨折・脱臼 手術なし 30 64.17 21.33 6.67 64.63
リハビリテーション科では、高齢者に多い脊椎圧迫骨折や、脳梗塞、大腿骨骨折が上位を占めています。
リハビリテーションは、外傷や病気によって起こる障害に対して、また、その障害によって起こる合併症を予防するために、発症時から始める必要があります。
当院では早期の入院受け入れと早期の社会復帰を目指してリハビリテーションを行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病なし 38 61.26 20.57 0 77.97
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節置換術等 36 72.22 26.26 0 76.94
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術等 29 77.41 27.63 6.9 84.31
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節置換術等 26 67.62 24.42 0 65.00
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 23 18.09 11.91 4.35 48.91
整形外科では、一般的な骨折治療(保存的治療、手術)や、人工関節置換手術(膝関節、股関節)、膝の半月板切除術などの治療を行っています。
骨折は脊椎圧迫骨折や大腿骨の骨折が多くなっています。
脊椎圧迫骨折や人工関節置換術後、大腿骨骨折の術後は、回復期リハビリテーション病棟へ転棟しリハビリテーションを行うため、平均在院日数が全国平均と比較して長くなっています。
手術から退院後まで一貫した治療とリハビリテーションを行なえることが当院の特徴です。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術等 31 8.00 4.28 0 58.52
160660xxxx0xxx 皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創 手術・処置等1なし 13 11.00 10.41 7.69 62.31
080250xx971xxx 褥瘡潰瘍 その他の手術あり 手術・処置1(皮弁作成術、全層植皮等)あり - - 61.48 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
形成外科では、皮膚腫瘍や外傷、褥瘡、熱傷などの皮膚表面の問題に対し外科的治療を行っています。
他には、先天性の変形やあざなどの治療も行っています。
また、高気圧酸素治療の創傷治癒に対する有効性に着目し積極的に治療に用いています。

※患者数が10未満の場合は、各項目「-」で表示しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 定義副傷病なし 18 107.78 19.35 16.67 65.11
010060x0990201 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 脳血管リハビリあり 定義副傷病なし  14 56.29 16.70 0 68.79
010020x099x00x くも膜下出血、破裂脳動脈瘤(JCS10未満) 手術なし 定義副傷病なし - - 9.32 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
脳神経外科では、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの脳血管疾患が上位を占めています。
他には、頭部外傷、頭痛、けいれん等、主に脳が原因で起こる疾患の診断・治療を行ないます。

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血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術等あり その他の手術・処置等なし 定義副傷病なし 13 7.46 5.85 0 73.54
050170xx0320xx 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術等あり 手術・処置1(植皮等)あり - - 51.43 - -
050170xx02000x 閉塞性動脈疾患 血管移植、バイパス移植術等あり その他手術・処置なし 定義副傷病なし - - 17.39 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
血管外科では、主に下肢の循環障害に対して治療を行っています。
下肢の動脈が閉塞する(めづまりする)病気(閉塞性動脈疾患)に対し、血管内治療やバイパス術を行います。
下肢閉塞性動脈疾患は重症化すると安静時の痛みや潰瘍・壊死を来たし、ひいては大切断にいたります。
当科では形成外科と連携し、下肢救済センターにてこの大切断を回避し、患者様がご自分の足で苦痛なく歩けることを目標に治療を行っています。

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内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 定義副傷病なし 10 20.40 21.25 10.00 86.00
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術・処置等なし 定義副傷病なし - - 13.85 - -
160650xx99x0xx コンパートメント症候群 手術・処置等なし - - 23.85 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
内科疾患でご入院される患者様の平均年齢は78.3歳で、重症化しやすい肺炎や呼吸器疾患が多く、その他には開腹術や長期間の安静により生じる廃用症候群が上位を占めています。様々な内科的疾患の患者様がいらっしゃるため、各診断群分類(DPCコード)毎の患者数は10未満が多くなっています。

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呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術・処置等なし 定義副傷病なし 11 24.45 21.25 9.09 84.27
160650xx99x0xx コンパートメント症候群 手術・処置等なし - - 23.85 - -
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病なし - - 12.43 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
呼吸器内科では肺炎や呼吸器疾患が多く、他には開腹術や長期間の安静により生じる廃用症候群、尿路感染症が上位を占めています。

※平成29年度は常勤医がいないため、呼吸器内科としての入院対応は行っておりません。
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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - - -
大腸癌 - - - - - - 1 7
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
■定義■
 初発:自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合
 再発:自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後に自施設にて患者を診察した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃 
     または新たな遠隔転移をきたした場合  

※患者数が10未満の場合は、各項目「-」で表示しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 10 27.20 76.50
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは、日常生活(病院外)において発症する肺炎のことです。
当院の重症度別で一番多いのは中等症です。肺炎は高齢になるにつれて重症化しやすく、平均在院日数も長くなる傾向にあります。

※患者数が10未満の場合は、各項目「-」で表示しています。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 - - - -
その他 125 87.42 73.74 15.15
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
当院へは急性期治療後にリハビリテーション目的でご入院される方が多いため、その他(発症から4日目以降)の患者数が多くなっています。
また、回復期リハビリテーション病棟へ転棟し集中的なリハビリテーションを行うため、在院日数が長くなっています。

※患者数が10未満の場合は、各項目「-」で表示しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(膝、股)等 62 5.24 64.19 0 72.18
K0461 骨折観血的手術(上腕、大腿)等 25 3.76 73.76 8.00 81.40
K068-2 関節鏡下半月板切除術 23 1.04 16.04 4.35 48.91
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿)等 17 3.76 35.71 5.88 63.00
K0484 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(鎖骨、膝蓋骨)等 12 0.92 6.33 0 39.17
整形外科では、人工関節置換術が一番多く、昨年度よりも増加しています。
変形性膝関節症や変形性股関節症に対して行われる事が多く、割合は膝関節が約60%、股関節が約40%となっています。
その他にも大腿骨の骨折や半月板損傷に対する手術も行っています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)3-6cm未満 11 1.00 6.64 0 52.55
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出(露出部)2-4cm未満 - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)6cm以上 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
形成外科では、皮膚腫瘍に対する手術を主に行っています。
その他にも、褥瘡や熱傷、外傷による皮膚の損傷等に対する手術も行っています。

※患者数が10未満の場合は、各項目「-」で表示しています。
血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6171 下肢静脈瘤手術-1(抜去切除術) 47 0.85 2.96 0 64.89
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 27 5.04 17.04 3.70 76.59
K6145 血管移植術、バイパス術(下腿、足部動脈) - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
血管外科では主に下肢の動脈・静脈疾患に対して手術を行っています。
下肢静脈瘤については、短期入院での手術治療を行っています。

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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 22 1.60
異なる - -
手術・処置等の合併症については、当院にて手術後、一旦退院されたあとに合併症を主な症状としてご入院となる場合や、他医療機関で発生した合併症の治療目的で紹介入院となる場合に、入院の契機となった傷病名と医療資源を最も投入した傷病名が同一となります。
主な傷病名については、人工関節感染や、骨折術後感染、腸骨動脈バイパスグラフト閉塞、術後創部感染となっています。
当院では、主に形成外科で高気圧酸素治療や手術などの治療を行っています。
手術や処置等を行う際には合併症を起こさないように細心の注意を払い、起こりうる合併症については、事前に可能な限り患者様へ説明した上で同意を頂くよう努めています。

※患者数が10未満の場合は、各項目「-」で表示しています。
更新履歴
2017/9/19
「病院情報の公開」における病院指標を公開しました。