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図書室より毎月発行している図書室便りで紹介した本を中心に、お勧め本をご案内します。
ご紹介本の案内は図書室に印刷していますので、どうぞご自由にお取りください。

闘病記 医療エッセイ 小説 ノンフィクション エッセイ・その他 絵本・癒し系

闘病記(脳卒中)

リハビリ医の妻が脳卒中になった時(長谷川幸子 長谷川幹)
大学病院婦長であった著者が、脳卒中を発症した時の状況からリハビリをして社会復帰するまでの、患者サイドの著者、医師サイドの夫からの病状日誌です。闘病記であるだけでなく、脳卒中の症状、看護活動、ワンポイントメモなど、患者・家族の心理と医療者としての考察を交えた参考書となっています。
パパはマイナス50点(小山明子)
元映画監督の夫、大島渚氏が脳出血で倒れ、自責の念と介護に神経質になるあまりうつ病となった著者。その後いくつもの試練と経験を経て、共倒れしない自分なりの介護の秘訣と前向きな考え方を身につけます。不自由な体になっても今が幸せ、と感じられる時を二人で積み重ねたいとの言葉に、清々しさと家族の暖かさを感じます。
脳卒中・あなたならどうする−完全復帰した医師の記録−(鈴木 信)
内科医の著者は医局のミーティング中に脳卒中の発作を起こします。病気を解説しながら、発病当初の様子や患者としての心情がリアルに綴られています。「英語しか出てこない」「言葉はだめでも歌はスラスラ歌えた」など医師である著者にも驚きの発見がユーモアあふれる文章で語られ、元気の出る闘病日誌です。
壊れた脳 生存する知(山田規畝子)
2007年にドラマ化された本書は、脳出血後「高次脳機能障害」の後遺症を負った医師がその体験を克明に綴った貴重な記録です。「病気を科学する」という医師ならではの客観的視点を持ちながら、明るくたくましく障害を乗り越えて職場復帰し、一番のリハビリは社会復帰することと勇気づけます。 
寡黙なる巨人(多田富雄)
世界的な免疫学者の多田富雄氏は2001年、脳梗塞に倒れ、重度の障害者となりました。半身麻痺と言語障害を抱える自分を「新しい人」として誕生したのだと言い、鈍重で寡黙な巨人と呼びます。2006年にはリハビリ日数制限の撤回を求めて政府と渡り合い、言葉はしゃべれなくても、言葉の力を使って生きる巨人として成長します。
脳出血から二度生還して(金子金一)
二度の脳出血のあと四肢麻痺となり車椅子生活となった金子さんは、リハビリと周囲の協力により復職し、新たな出発ができました。障害者となった自分にできることを考えた結果、ホームページを通した患者・家族の支援や、友人との交流による「心のリハビリテーション」を実践し、退職された後も生きがいにつながるボランティア活動をされています。

 闘病記(脊髄損傷)

手足は動かぬとも−ある頚髄損傷者の生の記録 (赤坂 謙)

著者は医学部生の時に不慮の事故で頚髄損傷を負い、手足を動かせない体となります。自分にできる能力で医学に関係する仕事をしたいと考えた結果、言語療法士としての道を歩み、医学博士号を取得して、定年退職するまでの記録を綴ってあります。不自由な体でも自分なりに社会に貢献する生き方を探していく姿に敬服します。
ふたりでひとり(上田恵美子)
人気悪役プロレスラーとして活躍していた上田馬之助さんは、1996年交通事故により頸髄損傷の第1級身体障害者となります。生い立ちから妻、恵美子さんとの出会い、2人の夫婦愛で辛さを乗り越えて頑張る姿に胸を打たれます。当院に1年9ヶ月入院していた際の、院長先生始めスタッフのインタビューも織り込まれています。
かぎりなくやさしい花々(星野富弘)
花の詩画集で著名な星野富弘さんの手記。体育教師になった直後に、クラブ活動指導中の事故で手足の自由を失った後、口に筆をくわえて詩画を書き始めます。事故後、初めて字を書いた喜びが、花とともに生きる新しい出発への一歩となります。「愛、深き淵より」、詩画集「あなたの手のひら」「鈴の鳴る道」もご覧ください。

闘病記(その他)

精神科医がうつ病になった(泉 基樹)
現役精神科医の著者は、親友をうつ病から救えなかった自責の念から精神科医になることを決意しますが、責任感の強さと真面目さゆえに自らもうつ病を発症します。うつ病を自覚しながらも無理をして病状を悪化させた末に休職し、同僚や先輩医師の治療により回復して、患者さんの心に寄り添う精神科医として再スタートするまでがリアルに描かれています。
典子44歳 いま、伝えたい(白井のり子)
1981年、両腕のないサリドマイド児のドキュメンタリー映画「典子は、今」に主演した著者は、2006年3月に熊本市役所を退職し、講演活動を開始しました。自分の存在、生きかたが多くの人に元気と勇気を与えているという使命を感じ、講演活動とともに新たな出発点として、出生からこれまでの人生や思いを綴った、典子さんからのメッセージです。
1リットルの涙(木藤亜也)
著者は15歳のときに「脊髄小脳変性症」という難病を発症し、25歳の若さで命を失います。自分の症状や思いを手が動かなくなる20歳まで書き綴った日記帳をもとに、母親の潮香さんがまとめた本書は出版後ロングセラーとなり、2005年にドラマ化されました。母・潮香さんの手記「いのちのハードル」も一緒にお読みください。
やさしさの連鎖(佐々木公一)
著者の佐々木さんは1996年に難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、人工呼吸器を着けて在宅療養をされています。本書には発症してからの思いや患者会での活動、患者の立場から介護のあり方について発信されてきたメッセージがまとめられており、他の患者を励ますとともに、介護者にも参考となる一冊です。
はい、わかりました(大野勝彦 詩画集
熊本県菊陽町出身の著者は、不慮の事故で両手切断した後、義手を使って詩や絵を描きためて美術館建設の夢を果たし、講演活動をされています。何があってもまずは“はい”と受け止める心で、新しく見えるようになった世界が詩画とエッセイで綴られます。姉妹編の手記「よし、かかってこい」と一緒にご覧ください。
余命1ヶ月の花嫁(TBS「イブニング・ファイブ編)
乳がんと闘い、わずか24歳で生涯を閉じた長島千恵さんのドキュメンタリーを放送したTBS「イブニング5」には大きな反響が寄せられました。若い人たちに闘病の思いを伝えたいという彼女のメッセージは、支えてくれた周囲の方々への愛と感謝の気持ちにあふれています。ウェディングドレスを着たいという彼女の願いはかなえられ、感激のサプライズ結婚式となりました。
やまない雨はない 妻の死、うつ病、それから・・・(倉嶋 厚)
奥様を亡くされたあと喪失感と罪責感によりうつ病を患った気象キャスターの倉嶋さんの手記。人生は季節の移ろいと似て、木枯らし、時雨、小春日和を繰り返しながら冬に近づきます。そして自然と人生は展開するもので、降りやまない雨はありません。時の流れと人の手助けや医療の力により病を回復し、今がいちばんと思える心の平穏を取り戻すまでの軌跡が綴られています

 

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